たまご新聞「Q&A:卵の殻にカビが生えるのはなぜ?食べても大丈夫?」

たまご新聞「Q&A:卵の殻にカビが生えるのはなぜ?食べても大丈夫?」

広島県庄原市で採卵養鶏場を営んでいます、有限会社グリーンファームです。
今回は「卵の殻にカビが生えることってあるの?」というご質問にお答えします。


Q. 卵の殻に黒や緑の点がありました。これは何ですか?

A. それは“カビ”の可能性があります。
市販されている卵は出荷前に洗浄・殺菌されており、清潔な状態で販売されています。
ただ、保存環境によっては殻の表面にカビが発生することがあるのです。


Q. なぜカビが生えるのでしょうか?

A. 主な原因は次の通りです。

  • 湿気や結露:冷蔵庫から出した卵を常温に置くと水滴がつき、そこからカビが繁殖します。
  • 保存場所の環境:湿度が高かったり、空気中のカビの胞子が影響する場合があります。
  • 殻のひび割れや傷:小さなひびや傷に水分が残ると、カビが広がりやすくなります。

Q. カビを防ぐにはどうしたらいいですか?

A. 保存の工夫でカビを防ぎやすくなります。

  • 卵は 購入後すぐに冷蔵庫へ
  • 出し入れを減らして温度差による結露を防ぐ
  • 賞味期限を守り、できるだけ早めに食べ切る

Q. カビが生えた卵は食べられますか?

A. 見た目がきれいでも、内部に影響が出ている場合があります。
もったいなく感じても、安全のために食べずに処分することをおすすめします。


まとめ

卵は清潔な状態で出荷されていますが、保存環境によってはカビが生えてしまうことがあります。
「冷蔵庫での保管」「温度差に注意」「早めに食べ切る」ことが大切です。
もしカビを見つけたら、安全第一で判断してくださいね。